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【読書記録】「ポジティブ・チェンジ」(DaiGo著)の感想

  

ポジティブ・チェンジ

ポジティブ・チェンジ

 

 

最近、10代20代に人気の自己啓発系の方と言ったら、DaiGoさんだと思います。私の周りでもDaiGoさんのYoutubeを見ている方は、結構います。ニコニコ動画のチャンネルも大人気で、チャンネル会員は「弟子」と呼ばれ、弟子会もあるようです。(一度カフェで弟子会に遭遇した頃ある…)

 

 

私が今回この本を読もうと思った理由は、Youtubeチャンネル!でもあるんですが、きっかけとなったのは、モデルの藤井サチちゃんです。

 

現在(2019年11月)22歳で、ViViのモデルをしているのですが、読書家で、自分の考え方を持っていて、とっても素敵な方なんです。

サチちゃんが、ファンからの「ポジティブになるにはどうすれば良いですか?」という質問に、「私も昔はネガティブだったけど、いろいろな本を読んで、根本的に考え方を変えました!」と答えていて、その時にいくつかあげていた本の1つに、こちらのポジティブ・チェンジがあったんです。

 

内容の中から、大事だと思うことをピックアップして、自分の経験と共に書いていきたいと思います。

 

もくじ 

 

 

あなたが変われない理由

私も、ほとんどの方がそうであるように、変わることって難しいと感じています。

・人見知りで、慣れていない人になかなか話しかけれない

・腹筋をなかなか続けられず、理想のスタイルに近づけない

・英語の勉強を、すぐに飽きてしまう

 

上記のことを、ずっと、

私の意志が弱いからだ

と苦しんでいました。

 

(まあ、それは事実なのですが笑)

 

そこを、「そんなの当たり前だよ」と教えてくれたのがこの本です。

 

まず、

“人間の脳には変化を嫌う性質がある”

“脳を含め、人間の体は現状を維持しようとする性質を持っています” 

 さらには、

“あなたが「変わろう」と思った瞬間に、あなたの脳と体は、「これから変化しそうだから、変わらないようにしなくてはいけない」「行動を制限しなければいけない」という方向に動くというわけです。”

 

困ったちゃんやな…

 

こういう性質を持った人間が、変わろうとする・それを持続させようとするなんて、かなり高度な技が必要です。そこで、この本では、人間の性質を受け入れつつ、変化の過程自体をじわじわと実感できるような方法が書かれています。

 

変わるために、必要のないもの(私たちが必要だと思い込んでいるだけのもの)

私は、この本で実践以外に一番大事だと感じたのはここです。

私たちは、自分が変われないことに色々と理由をつけます。

 

理由①「準備ができてないから・段取りを考えてからじゃないと…」→頭はいらない

理由②「(できている)あいつは頭がいいから…」→根拠はいらない

理由③「未来に希望が持てない…」→希望はいらない

 

 頭はいらない

まとめると、まず行動しろ!っということ。

”自分を変えたいと思ったとき、多くの人はまず、「どうやったら変われるだろう?」と考え、思い悩むものでしょう。

しかし、実はこのとき、すでに変化するから逃げていることにお気づきでしょうか。

考えることによって、行動を先延ばしにしているのです。

何をすべきか考えて、まず準備をして…というステップは、行動を先延ばしにしているにすぎないということ。私はハッとしました。

 

というのも、私は計画を立てるのが大好きだからです。笑

いついつの日程のTOEICで目標点を取るために、まず単語から勉強して、問題集にうつり、3週間前からは過去問を解こう。と考えているときが一番楽しい。笑

 

自分の中では、目標を達成するために、まず必要なことであって、それがなきゃ始まらない・きちんと計画してえらい!なんて思っていたけれど、ただ「行動を先延ばしにしていた」だけだったんですね。恥ずかしい恥ずかしい。

 

そして大事なのは、「自分が変わった」と思えるのはどんなときか、ということ。

”自分が変わったかどうかは、行動して振り返ったときにわかる。”

”「堂々とした自分」の行動を少しでも増やしていくことで、次第に新しい行動に慣れてくる。”

”完全に、「堂々とした自分」として行動していることに気づき、「自分は変わった」と認識できるのです。”

 

これは、私が留学時代に実践していたことだな、と思います。

留学時代の初期、私はなかなか積極的に交流の場に参加することが出来ませんでした。仲の良い友達(一応他の国の子ですが)がいない場へ出ていくのは億劫だったんです。でも、そうしていると参加できる機会はかなり限られるし、友達も増えない。

 

そこで実践したのが、「Aくんだったら、こんなときどう行動するか」という考え方です。

私が留学していたのと同じ時期に、同じ大学から違う国へ留学していたAくんという友達がいました。

Aくんはめちゃくちゃ社交的で、Aくんのインスタを見ているといろんな場に出て行ってたくさん友達を作り、留学を充実させているのが伝わってくるのです。

私もこんな風になれたらどんなに良いか!!

そう思って、何かためらったときは、すぐに「Aくんならどうする?」と考えるようにし始めました。

 

「Facebookで現地の料理を作ってみる交流会の案内が送られてきたけど、仲の良い子は誰も行かないみたい。でも、この交流会気になる…Aくんだったら間違いなく参加するはず。思い切って行ってみよう!」

「(友達と来てみた交流会で、友達がトイレに行ってしまい一人ぼっちで気まずいとき)Aくんならこんなこと気にせず、知らない子に話しかけて、友達どんどん作るはず。話しかけてみよう!」

といったように。

 

そういう行動をどんどん重ねていくうちに、少しずつ社交的になり、留学後期にはかなり変わっている自分がいました。

 

(…今、正直また戻ってしまっているからこれちゃんと読まないと…)

 

根拠はいらない

これで、変われないことへのほぼ全ての言い訳がなくなると思います。笑

 

”過去にどんなことがあろうと、それは未来において自分が変われない理由にはならないのです。” 

 

変わるために行動を始めたとしても、

「前もできなかったし…」「私飽きっぽいし…」と、考えてしまったり、

成功している人を見て、

「あいつは頭がいいし…」「あいつは家が金持ちだから…」と考えてしまうことがあるかと思います。

 

こういった「変わるための根拠」「変われた根拠」は、いらないのです。

 

また、どうしても根拠が気になる人への、

”今の自分は、未来の自分にとっての根拠となる。ということは、今の行動を変えれば、未来の自分は変わるはずです。” 

 という言葉。

 

根拠は、何かのきっかけになるものではなく、変わってから、振り返ってみてついてくるものなのだと思いました。

 

希望はいらない

”希望があるからこそ、「自分を変える努力」をするモチベーションが生まれる、ということなのでしょう。

しかし、行動を起こせるようになれば、希望は必要ありません。”

頑張るために希望は必要なく、希望がなかったとしても、どんどん行動していくことで、ドーパミンが出て、より一層行動できるようになるそうです。

 

行動すること自体が、希望になっていくのだということ。

根拠と同じように、希望も後からついてくるものなのでしょう。

 

行動を変えるスイッチ

変わるために必要のないものを紹介し、私たちが変われない理由を排除した後、7つの行動のスイッチの紹介です。

 

行動のスイッチとは、それぞれ以下の通り。

1.時間

2.言葉

3.友人

4.モノ

5.環境

6.外見

7.食事

 

この中で、私が気に入った、「言葉」について紹介します。

 

2.言葉

心にもなくてもポジティブな言葉を言うようにすると、

”自然に脳の神経がつながっていって、物事のポジティブな面に目を向けることに慣れていきます。”

とのこと。

自分にポジティブな言葉を振りかけるようにして慣れさせるんですね。

 

また、「なりきりアプローチ」もおすすめしています。

これは、私がこれまで書いた、留学時代にAくんの行動のマネをしたことと同じです。

 「なりきりアプローチ」とは、

”「変わった後の自分」になりきって言葉を選んでみる。”

”もっと仕事ができるようになろうと思っている人なら、「仕事ができる自分だったらどんな言い方をするだろうか」と考えてみればいいわけです。” 

”ロールプレイをして、別の人になりきっていると、いつか本当にそうなります。”

とのこと。

 

新しい行動をどんどんしていくことで、新しい自分が後からついてくる?

 

これも、「行動すれば、ついてくる」ということなのかもと思いました。

 

まとめ

 私はこの本を読んで、良い意味で「最近の本だな」と思いました。

まず、なかなか変われない自分を受け入れる。

そして、その自分に寄り添って、無理することなく変化する方法が書かれています。

 

「行動すれば、いろんな変化がついてくる」

これが、この本のキーかなと思います。

 

最後まで読んでくださりありがとうございました!